コーチのブリーフケース
COACHに使われるレザーのルーツは、野球グローブだったというだけあって、コーチが作るレザーバッグは耐久性があります。
まさに、使い込むほどに味わいがでるというのも頷けるバッグです。
こちらは、上質な革を使用し、ビジネスシーンに映えるよう作られたコーチのブリーフケース。
今回は、愛用しているからこそ、できてしまうキズのご相談です。
バッグの状態
バッグの開口部分、角などにレザーのスレや傷が見られます。
打ち合わせなどで、やむなく足元に置くこともあるビジネスバッグの底は汚れやすく、傷つきやすい場所。
また、書類などを出し入れする開口部分が擦れてしまうのも仕方がありません。


このまま使い続けていくと、革のダメージはひどくなっていく一方です。
でも、クリーニングとメンテナンスをすれば、見違えますよ。
レザーの汚れを取り、潤いを与え、リカラーもすれば、使いやすいお気に入りのバッグに、艶が戻ります。
正しいケアをして、本来の上質感を取り戻しましょう。
作業の流れと仕上がり
クレアンでは、クリーニングとリカラー(補色)を行いました。
リカラーには、キズを直す効果はありませんが、キズ表面をコーティングすることにより、キズを保護できます。
発色が美しくなることで、印象も良く。
また、耐久性が向上し、撥水効果も期待できます。






クレアンのリカラー技術
リカラーは、キズやスレの修復だけでなく、クリーニングで落ちない汚れ、シミ、スレ跡、変色、カビの跡の改善にも効果的です。
リカラーでは、スレや傷みのない部分のカラーを参考に、補色・修復を行います。
ファスナーや、金具、スタッズなどがついている場合は、同時に染色してしまわないよう、マスキング。
色も1000種類もの染料・顔料の種類を元に、ご依頼のバッグにあわせて、ひとつひとつ近い色を調合します。
作ったときの色と、バッグにのせた時の色、乾燥して仕上がったときの色は微妙に違います。
仕上がりの色を計算に入れて、作業を行うのは、まさに職人の技。
リカラーの作業では、エアブラシを使ったり、細かい部分は筆を使ったり、専用の道具を使います。
革が損傷している場合は、リペア(簡易補修)してリカラーすることで改善できることもございます。
気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なスタッフがご相談に乗ります。