ルイヴィトン アンティグア カバPM エクリュにできたシミ
ルイヴィトンの帆布(キャンバス)にリベットが打ち込まれている ルイヴィトン アンティグア カバPM エクリュ。
こちらは、なぜか茶色に変色してしまったとご相談いただくことが多いバッグです。
クリーニング前のお品物
ここまで変色してしまうと、おそらくどこのバッグクリーニング専門店に持ち込んでも断られてしまうのではないでしょうか。
変色の原因はバッグの内側に使われている糊(ボンド)がカビてしまったこと。
ヨーロッパのような乾燥した地域ではこうした変色は起きないかもしれませんが、高温多湿の日本では注意が必要です。
キャンバス地のシミには特殊漂白
全体に広がるたくさんの極小のシミを1点1点、丁寧に手作業で特殊漂白を施し、除去していきました。
漂白し過ぎると黄変してしまう可能性があるため、作業は慎重に行っています。
クリーニング・シミ抜き後のお品物
経験豊富な職人が、少しずつ様子を見ながら漂白を行うことで、ここまで復元いたしました。
仕上げには、革からの色移りを防止するために、「移染防止剤」をレザー(皮革)に塗布。
クリーニング前と比べるとこの通り。
キャンバス地のリカラー(染色)・漂白作業はとても難しいため、今回のようなケースに対応できるバッグ・鞄クリーニング専門店はあまりありません。
クレアンのバッグ工房と他の専門店との違いは、この布・キャンバスの修復ができること。
いろんな状況に対応できる技術者が多数在籍しています。
仕上がりにもこだわるなら、クレアンバッグ工房へご相談ください。
ご連絡お待ちしております。