ゴヤールバッグについた油性の汚れを落とす

バッグの中で日焼け止めがこぼれてしまった!

ゴヤールのミニボストンバッグ クロワジュール。
ゴヤールを象徴するヘリンボーン柄がとてもスタイリッシュなバッグですね。
 


 

こちらは、バッグ内に日焼け止めをこぼしてしまったとのことでご依頼いただきました。

実は、日焼け止めのメーカーホームページでも、日焼け止めクリームの注意事項として

また、衣服以外についた場合は、すぐにふき取ってください。
万が一、革の鞄などについてしまった場合、クリーニング店か、鞄のメーカーにご相談いただくことをおすすめしております。
 
日焼け止めがつくと、色落ちしたり、傷めることがありますので、家具、小物、ネイル、革製品などにつかないようにご注意ください。

引用元 : 資生堂 お客さまサポート

 
と記載してあります。
日焼け止めによって、バッグが色落ちしたり、生地を傷めることがあるため、専門店へ依頼するよう促しているようです。

 

 

作業の流れ

今回の場合、バッグ内部の側面と、底面(中敷き)を中心にクレンジングを行いました。
中敷きについては、一旦外して丁寧にクリーニング。

 

 

日焼け止めクリームは油性の汚れになりますので、水で拭いただけでは落ちません。
専用のクレンジング剤を使いつつ、丁寧に落としていきます。
生地を傷めないよう決して強くこすりすぎず、少しずつ落としては状態を確認する作業を繰り返しました。

 

 

仕上がり

 

 
今回は、問題となる箇所に、専用洗浄液を吹き付け、付着した日焼け止めクリームをゆるませ、拭き取るという作業を繰り返しました。
付着して早いうちなら落ちやすいのですが、時間が経ってしまうと、完全に落とすことが難しくなります。
また、クリーニング時の洗剤成分も生地に残してしまうとシミの原因になりますので、しっかりと仕上げの拭き取り作業も行っています。
 

今回は、ほぼわからない程度まで、日焼け止めクリームの跡も除去いたしました。
クリーニング後は、しっかりと乾燥させて完了です。
 

 

レザーのバッグでもお任せ

今回ご依頼のバッグの素材は、“トワル・ゴヤール”と呼ばれるリネン・コットン・麻などを織り上げ、天然アラビアゴムでカバーしたキャンバス地でした。
 

もし、レザーのバッグに日焼け止めクリームがついてしまった場合も、ご自宅で中性洗剤やメイク落とし、消毒用のアルコールなどを使用するのはシミになりますので止めましょう。
無理にこするのも、皮の表面を傷めるのでNG!
 

まずは、ついてしまったクリームをできるだけ拭き取って、すぐ専門店へご依頼ください。
クレアンなら、素材にもよりますが、クリーニングで落ちないシミはリカラー(補色)で修復もできます。
 
「自分でやってみたら、汚れやシミが広がってしまった!」とご相談されることも多いので・・・
 
お気に入りのバッグでしたら、最初からご依頼されることをお勧めいたします。

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ブランドバッグのクリーニング・修理はお任せください

ブランドバッグのクリーニング・修理は、宅配クリーニングのクレアン「バッグ工房」にお任せください。
他店では出来なかったクリーニング、リカラー、色替え、修理を職人が1つ1つ丁寧に作業致します。