バッグマイスターのメンテナンス2

ルイヴィトンアンティグア カバ 赤さび

ヴィトンの帆布地キャンパストートバッグです。
一面赤いカビだらけです。


この原因は湿気です。乾燥したヨーロッパではこんなことはないのですが、高温多湿な気候の日本ならではの現象だと思われます。
他にも帆布の生地にのりのようなコーティングがされており、それがカビのエサになったようです。


作業は、クリーニングとクレンジングで、全体的な汚れを取り、
残った赤カビの漂白作業です。


ロゴプレートにレザーがついているので、漬け込んだりは出来ませんので、部分部分を時間をかけて、細かく漂白していきました。
見違えるようにキレイになりました。

山羊革ミニショルダー カラーリング

使うほどにユーズド感が出てきて、色もナメ革のように濃くなってくるバッグで、好きな方も多いと思われます。


でも使うほどに、あちこち薄茶けてくるのも、このバッグの特徴です。
「買ったときのように戻してほしい」というご要望でした。


バッグ上部もかなり色はがれが多くなっています。



変化が少ないバッグの内側の状態を確認して、同じようになるように、カラーリングの染色を行いました。

このカラーリングをすることによって、滑らかなツヤが生まれました。


お客様から「まるで新品みたい」と喜ばれました。

LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン エナメルバッグのシミ

ルイ・ヴィトンのプレオウンド アルマ GM エナメルハンドバッグです。
エナメル樹脂コーティングされた素敵なバッグです。


エナメル樹脂加工バッグは、一般のレザー顔料バッグと違って経年劣化が早いので、汚れやカビが中に入りやすく紫外線の影響も多いのです。


またエナメル樹脂の内側のレザーの成分が、湿気によってにじみ出て来ることもあります。
高温多湿な日本だからおこるトラブルかもしれません。


エナメル再加工は大変難しい作業です。
一度、樹脂をはがし汚れの部分を除去して、再度エナメル加工を行います。


チリやホコリの全く無い環境で行わなわなければならず、一般のバッグ修理工房では出来ない作業です。


くすみもあったので、艶出し加工も行いました。
すっかりきれいになりました。

クロムハーツ ホワイトのミディアムジムバッグ 黄ばみ修正

クロムハーツは、アメリカ発の高級シルバーアクセサリーのジュエリーブランドです。
バッグも人気が高く、その十字マークがブランドのシンボルとなっています。
ホワイトは上品でかわいいと評判ですが、白だけにやはり汚れやすい。


あちらこちらに黄ばみが目立ちます。


濃い色ではなく白いバッグのリカラー(色補正)は、色が乗りにくく、高い技術が必要です。


黄ばんだところはすべてリカラー(色補正)でカバーしました。


黄ばみと汚れはすっかりなくなってきました。


全体的に薄汚れた感じでしたので、軽くカラーリングしました。
白い色がはえて、新品のように変身しました。

クロエのホワイトハンドバッグの汚れ

白いバッグは、新しいうちはおしゃれで上品なのですが、使っていると汚れが目立ってきます。


持ち運んでいるうちに擦れてジーンズから色が写ったようです。
メッシュ部分は角が立っているので、擦れやすいのです。


クリーニングとクレンジングで汚れを落とし、リカラーで淡く色掛け(リカラー)していきます。


バッグ裏側の汚れもすっかりなくなりました。

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ブランドバッグのクリーニング・修理は、宅配クリーニングのクレアン「バッグ工房」にお任せください。
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