バッグに飲み物がかかってしまったら
ゴヤール サンルイのトートバッグのご依頼。
内側にコーヒーのシミがついてしまったとのことでご相談いただきました。
バッグに入れていたペットボトルの口が緩んでいたり、うっかりカップを倒してしまったら横にあったバッグの中へこぼれてしまったり・・・
大切なバッグやお気に入りのバッグが汚れてしまうとショックで立ち直れないですよね。
実は、飲食店様からも、お醤油、ケチャップ、赤ワインなどのシミについてのお問い合わせをいただくこともあります。
おそらく、配膳中のお食事がお客様のバッグにかかってしまうといった事故が起きてしまうこともあるのでしょう。
ハイブランドのバッグともなると、なんとかバッグを傷めず、シミだけを落としたい。
シミが落ちるかどうかは、バッグの素材や性質、ついてしまったシミの種類などによって、クリーニングで落ちるか、シミ抜きできるか、リカラーなど補色できるか、変わってきます。
ご自身で対処できればいいのですが、型崩れや色落ちなどを考えると、専門店へ依頼することをお勧めします。
キャンバス地のバッグの
「少しだけついた汚れのところだけ、軽く洗うつもりが、大きな輪ジミができてしまった」
「つまみ洗いした部分の色が抜けてしまった」
なんて駆け込んでいらっしゃる方もいます。
是非、シミが定着してしまう前に、ご相談くださいね。
作業の流れ
今回の場合は、コットンとリネンのキャンバス地を天然ゴムでコーティングしたトワル・ゴヤールでしたので、クリーニングとシミ抜き作業を行いました。


コーヒーのシミは、水溶性のシミなので、シミの中では落としやすいものです。
ただ、コーヒーの色素は濃いため、時間が経つと繊維の奥まで色素が入り込み落としづらくなることもあり、生地を傷めないよう少しずつ、特殊漂白作業を行い、シミを改善いたしました。
仕上がり


お気軽にご相談ください
シミも、水性、油性、水油両性など様々な成分があります。
また、バッグの素材や経年度、シミが付着してからの時間などの諸条件により、どこまで除去できるかは作業してみないとわからない部分もあります。
クレアンでは、経験豊富なスタッフが、バッグへのダメージを考えつつ、できるかぎり最善の提案をさせていただきます。
お問い合わせの際は、写真などを添付していただくと、お話がスムーズに進む場合もございます。
ぜひ、HPのお問い合わせフォームからご相談くださいませ。